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経営計画

当社グループは、2021年度を初年度とする経営計画に取り組んでおります。
2024年1月12日、当社グループの『第2次3ヵ年経営計画(2024~2026年度)』を策定しました。

1.長期経営計画の見直し

従来の10ヵ年の長期経営計画および5ヵ年の中期経営計画は、2021年度を初年度としてスタートしました。

この3ヵ年に、当社の業績は堅調に拡大しております。また、コロナ禍からの社会活動が正常化するなど、当社を取り巻く経営環境が大きく変化しております。

こうしたことを踏まえ、長期経営計画の目標達成期間を1年前倒し、最終年度となる2029年度の業績目標を売上高520億円、経常利益60億円に上方修正するとともに、中期経営計画については、コロナ禍以前と同じ3ヵ年に変更し、成長戦略等をより具体化・明確化しました。

 

2.『第2次3ヵ年経営計画(2024~2026年度)』の概要

(1)計画の全体像

生産能力向上等の成長投資を基盤に、前計画から継続して取り組む3つの改革(収益構造改革、造り方改革、働き方改革)を柱として、収益基盤・生産基盤を強化していきます。

また、各事業の成長戦略と次世代の成長領域を明確化・具体化し、農薬事業とファインケミカル事業を両輪とした経営をさらに進化していく方針です。

(2)経営目標

成長加速に向け、長期業績目標達成期間を1年前倒すとともに、長期業績目標を上方修正しました。

 

2nd Stage(第2次計画)では、成長投資に集中して取り組むなかで、今回設定した2026年度経営目標の達成を目指します。

1st Stage

20212023

2nd Stage

20242026

2023年度 実績 2026年度 目標
業績 売上高 45,227百万円 48,800百万円
経常利益 5,474百万円 5,500百万円
資本収益性 ROE 8.8% 8%以上
ROIC 5.8% 6%以上
財務健全性 自己資本比率 69.3% 60%以上を維持

 

(3)成長戦略

2nd Stage(第2次計画)において、成長投資に集中的に取り組む方針です。

①成長投資

●成長を牽引するファインケミカル事業の生産能力増強(樹脂、電子材料分野等)、サステナビリティ向上、次世代に向けた成長領域創出を主体として、成長分野への設備投資・投融資を進める。

・成長投資の実行に向け「戦略的設備投資・投融資枠100億円」を設定

・事業領域の拡大に向けたM&A・アライアンスの活用検討を加速し、投融資枠を機動的に増枠

●併せて、再評価・新製剤技術開発・新技術開発に向けた研究開発、人的資本投資拡充を加速する。

 

 

②ゴール(2029年度)に向けたロードマップ

③サステナビリティ向上への取り組み

(4)株主還元

財務の健全性や成長投資とのバランスを図りつつ、安定した配当の継続を基本に株主還元の充実に努めていきます。

≪配当方針≫

本経営計画(2024~2026年度)において、累進配当を基本方針とし、利益の成長に応じた増配を目指す。

 

(5)資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応

東京証券取引所からの要請を踏まえて策定した取組方針等により、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を推進していきます。

 

関連資料①
関連資料②

 

(注)上記の目標数値等は、本資料の発表日現在(2024年1月12日)において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって異なる可能性があります。